アノーロエリプタの副作用、作用機序、注意事項、吸入し忘れた時の対処方法

アノーロエリプタとは

COPD(慢性閉塞性肺疾患)治療に使われる吸入薬です。
気管支を拡張する作用の薬が2種類入っており、1日1回の吸入で24時間続きます。

吸入薬ですが前立腺肥大や閉塞隅角緑内障の患者さんには禁忌となっており注意が必要です。

 

【要約】

  • 抗コリン薬とβ2刺激薬配合の吸入薬
  • 1日1回の吸入でOK
  • 前立腺肥大、閉塞隅角緑内障に禁忌
  • 副作用は抗コリン作用による行内乾燥、排尿困難、β刺激作用による動悸、頻脈が多い
  • 併用禁忌薬はなし

 

COPDとは

タバコなどが原因で肺、気道の状態が悪くなり、呼吸機能が低下する病気です。
40歳を過ぎたところで症状を訴える方が多いです。
主な症状は息切れや慢性的なで、進行すると安静時でも呼吸が苦しくなります。

 

薬理・作用機序

ウメクリジニウム/ビランテロール配合剤
抗コリン薬β2刺激薬の配合吸入薬。
気管支拡張効果により、呼吸機能改善効果・労作時息切れ改善効果があります。

ビランテロールはβ2刺激薬でレルベアと同量が配合されています。
このビランテロールは早期に気管支拡張作用を発現し、効果の持続時間は長いです。
ただし急性期治療を目的として使用する薬剤ではなく、長期管理に用います。

血液中にも吸収されます。ウメクリジウム・ビランテロール共に最高血中濃度到達時間
(tmax)は5分程度です。その後ウメクリジウムは速やかに減少し、ビランテロールは
6時間後には定量下限となりました。

 

禁忌

  • 前立腺肥大(ウメクリジウムの抗コリン作用により膀胱括約筋の収縮・排尿筋の弛緩により尿閉を誘発)
  • 閉塞隅角緑内障(ウメクリジウムの抗コリン作用により眼圧上昇、急性緑内障発作を誘発する可能性)

 

注意事項

  • 吸入薬により気管支が刺激され気管支痙攣が生じるおそれがある。
    この場合、直ちに投与を中止し短時間作用性気管支拡張薬などによる治療を行う。
  • 甲状腺機能亢進症を悪化させる可能性がある(甲状腺は交感神経支配のため)
  • 心疾患を悪化させる可能性がある(抗コリン作用による)
  • 血糖値が上昇する可能性がある(β刺激作用により肝におけるグリコーゲン分解が促進されるため)
  • 排尿困難(抗コリン作用による)
  • なるべく同じ時間に吸入する。吸入を忘れた場合は気づいたときに1回吸入し、
    次の吸入は1回とばして次回から今まで通りの時間に吸入をする

 

併用注意

  • CYP3A4阻害作用をもつリトナビル等。
  • QT延長をおこす薬。

 

主な副作用

  • 頻脈、動悸(β刺激作用)
  • 動悸、頻脈(抗コリン作用)

 

 

 

 

 

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